災害に強く長持ちする長期優良住宅
クラッチの注文住宅は全ての住まいで、長期優良住宅認定制度の基準をクリアした認定住宅です。長期優良住宅の基準については、(令和4年)2022年10月1日に『長期優良住宅』『認定低炭素住宅』などの認定住宅の認定基準引き上げ(基準の見直し)が行われたのをご存じでしょうか。クラッチでは、今回の法改正以前より現行の基準をクリアしています。新たな対策を行うことなく長期優良住宅の基準をクリアできます。さらに、自社独自の制震構造をプラスした、地震などの災害にも安心な住まいを提案しています。
建物を支える骨組みのことを「構造」、骨組みを造る方法を「工法」と言います。構造は建物を支え、一度造ると簡単に変えられない、住宅で最も重要な部分です。
CRATCHでは長期優良住宅(耐震等級3)を標準仕様にしています。この長期優良住宅とは、平成21年にスタートした長く安心、快適に暮らせる家を目指した、国土交通省が主導して始まった認定制度「長期優良住宅認定制度」の基準をクリアし、認定を受けている家です。
なお、この長期優良住宅の認定を取得するためには、下記の項目をクリアする必要があり、その他、通常の建築確認申請にプラスして木造構造計算や、地盤調査が必須事項など、厳しい検査体制をクリアする必要があります。
1
バリアフリー性
(戸建て住宅への適用なし)
2
可変性
(戸建て住宅への適用なし)
3
耐震性
4
省エネルギー性
5
居住環境
6
維持保全計画
7
維持管理・更新の容易性
8
劣化対策
9
住戸面積
工法 |
木造軸組パネル工法:木造軸組工法に耐力面材を組み合わせた工法 |
---|---|
基礎 |
ベタ基礎:立ち上がりだけでなく、土間部分も鉄筋コンクリートで造られた基礎 |
構造材 |
無垢材(KD材):強制的にしっかり乾燥された狂いの少ない無垢材 |
木造住宅には主に3種類の工法があります。
柱と梁を繋いで造る軸組工法です。
間取りの自由度が高く、将来の増改築もし易く、日本の住宅に広く普及している工法。枠組壁工法に比べ耐震性が劣り、工期が長くなりやすい。
木造の枠組み材に面材を緊結して壁と床を作り壁全体で建物の荷重を支える工法です。
壁全体で分散して荷重を支えるため、耐震性に優れ、枠組み材がファイヤーストップの働きをするので防火性にも優れている。木造軸組に比べ、間取りの自由度が低く、将来の増改築が難しい。
「木造軸組工法」と「枠組壁工法」を組み合わせた工法です。
基本は木造軸組構法の柱と梁を繋ぐ軸組工法に耐震性の高い耐力面材を張った工法で、お互いの工法の良い部分を組み合わせることで間取りの自由度が高く、耐震性にも優れた工法です。
建物の横からくる力を支える壁、建物は真上からの重さには柱で支えることができるが、横からの力には非常に弱くなっています。横からの力で代表的なものが地震による横揺れ、台風時の横からの強風などです。耐力壁には、種類ごとに「倍率」というものがあり、倍率は数字が高いほど壁の強度が高まります。
高い強度と高い剛性を有する粘り強い面材で、壁倍率4.6倍で重量も軽く耐震性能が高くなっています。躯体と外壁仕上げの間に沢山の隙間ができるので通気性能、透湿性能が高く、湿気や侵入した雨水を格子の隙間から逃がし、壁内の結露を防止します。
壁倍率2倍の高減衰ゴム付きの筋かい金物、筋かいの損傷を防ぐ効果を発揮して、本震やその後の余震にも強い家づくりを実現します。
クラッチが採用する通気耐力面材アミパネルと制震筋交金物の耐震性能について、阪神淡路大震災の揺れを想定した場合の、他の構造との比較シミュレーションです。
左(クラッチ仕様)
通気耐力面材アミパネル(壁倍率4.6倍)+制震筋交金物
中央
通気耐力面材アミパネル(壁倍率4.6倍)+通常筋交金物
右
耐力面材(壁倍率2.5倍)+通常筋交金物
※壁倍率…建築基準法で定められた耐力壁の強度をあらわす数値
ダメージの強さは黄色→オレンジ色→赤色の順に大きくなっています。
クラッチ仕様の通気耐力面材アミパネルと制震筋交金物の組み合わせの場合、揺れも抑えられダメージがほとんどないことが分かります。
基礎は地面と建物のつなぎ部分にあたるもので、家づくりの土台となるとても重要な部分です。基礎は建物すべてを支える土台であり、その土台がしっかりしてこそお家が丈夫になり、傾かず長持ちします。基礎工事には主にベタ基礎と布基礎の2種類があります。
多くの住宅が取り入れている基礎工事の方法で、建物の底一面を鉄筋コンクリートの基礎で支えるため、安定性が高く、地震の揺れや不同沈下にも強い造りとなっています。地面から上がってくる湿気やシロアリを防ぐこともできるので、建物の品質を長く保つことができます。コストは布基礎に比べて割高なのがデメリットです。
ベタ基礎が面で支えるのに対して、布基礎は壁面に沿って線で支える基礎工事です。ベタ基礎に比べてコストが低く、柱や壁にかかる荷重を受け止めやすいメリットがあります。ただし、地面からの湿気によってカビやシロアリの被害を受けやすいため、建物が古くなるとバランスを崩しやすいのがデメリットです。
構造材とは、家の骨組みになる部材のことで、柱や土台、桁などをさします。部材ごとにスギ、桧、松などの樹種を使い分けますが、大きく分けて無垢材・集成材の二つに分かれます。
クラッチでは基本的には無垢材(KD材)を使っていますが、集成材も規格サイズにより使用しています。無垢材、集成材どちらが良いというよりも、構造計画や、耐久性に関わる基本設計・施工により、適材適所でそれぞれの良さを生かした計画をしています。
一本の木から製材して作られた木材のことで、ソリや狂いが生じやすい欠点があります、しっかり乾燥させた無垢材を使うことで、建物完成時の強度を何十年も維持することができます。しっかり乾燥させた無垢材をKD材(強制乾燥材)と言います。さらに、セルロースファイバーのような調湿性のある断熱材を使うことで、欠点を補うことができます。
丸太を板状に切り出して、接着剤で圧着して作られた木材、ソリや狂いが無垢材に比べ少ないのが特徴です。平均的なサイズの場合無垢材に比べコストが高くなりますが、一定の規格を超えると集成材の方が安価になる場合があります。
次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること(断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6)も、長期優良住宅の1つのポイントです。
断熱材には様々な種類がありそれぞれにメリット、デメリットがあります。単純に価格や性能だけで選ぶのではなく、建築する地域の気候風土や建築する建物に使用するその他の材料を合わせた総合的な計画で断熱材を選択することが重要です。
また、断熱材は性能だけではなく、隙間なくきれいに施工できる施工性が重要です。いくら性能が良い断熱材でも、すき間があったり密度が高すぎたりすると性能が大きく下がる要因となります。
様々な種類の中からクラッチが選んだ断熱材が、自然素材系の断熱材のセルロースファイバーです。高性能な分、価格と施工性がデメリットではありますが、独自の仕入れルートによるコストカットと第三者の断熱検査などによる徹底管理でデメリットをカバーし、標準採用しています。
セルロースファイバーは、その他の断熱材と比べ、断熱機能だけでなく、吸放湿性能や防音、防火、防虫性能など、数多くの付加価値性能を持っています。
自然素材ならではの吸放湿性により壁内を適度な湿度に保つため、結露やカビの予防につながります。また、高い防音性能もあり、防音工事にも利用できます。さらに、難燃材としてホウ酸を添加しているため熱に強くガスバーナーで直接燃やしても表面が炭化するだけで燃え広がらず、ホウ酸効果でシロアリやゴキブリの予防にも繋がります。
小さな子供から高齢者まで安心安全で快適に生活できるように、段差をなくしたり、手すりをつけることをバリアフリーと言います。
バリアフリー住宅は一見高齢者や障害者の方に特化した住まい作りに思えますが、若者であっても怪我や病気で車椅子を使わざる得ない状況が発生したりすることもあるため、住宅を検討する上で考えておかなければいけません。
バリアフリーの基本である「段差のない住まい」や手すりの設置を基本に考え、CRATCH独自の取り組みとして高気密高断熱による各部屋での温度差の少ない「温度のバリアフリー」を一番に考えています。それにより快適な住環境を得るだけでなく、ヒートショックの防止や熱中症対策にもなります。
ヒートショックとは急激な温度差により血圧が大きく変動することで心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし、身体に悪影響を及ぼすことです。ヒートショックによる毎年の死亡者は交通事故での死亡者よりもはるかに多いと言われています。
せっかく購入した愛着のある一戸建て、できれば長く快適に暮らしたいものです。木造住宅でも維持管理、メンテナンスをしっかりすれば50年以上しっかり使えるものも多くなってきました。最近では住宅の性能も向上し、耐久性を持つ住宅も増えてきました。
居住者全員で計画して維持管理を行う集合住宅と違い、一戸建ては所有者自身が主体性を持って、メンテナンスに取り組まなければいけません。メンテナンスの維持管理費用は年間何十万円もかかると言われています。この費用を少しでも減らすには新築工事時にしっかりとした建築計画を立てる必要があります。
約5年周期で震度7クラスの大地震が起きる日本では、住宅の耐震性は長持ちする家造りに重要な要素です。
CRATCHでは全棟耐震等級3を標準取得した地震に強いお家を提案します。耐震等級3取得のための取り組みとして、高い強度と硬い剛性を有する耐力面材や制震材として高減衰ゴム付きの特殊な金物を標準採用しています。
耐震性を上げて頑丈に造っても、木材が長持ちしなければ意味がありません、木材を腐りにくくするには湿気対策を十分に行う必要があり、逆に湿気対策が不十分な家は外気との温度差により壁内に結露が生じ、知らない間に柱や土台といった家の重要部分の木材が腐ってしまいます。
良い家は湿気対策をきちんと行い、壁内結露を防いだ、腐りにくいお家です。CRATCHでは、湿気対策に壁内外に透湿性の高い特殊なシートを標準採用し、なおかつ壁内の断熱材には吸放湿性能の高いセルロースファイバーを使うことで、壁内結露対策を行っています。この特殊なシートには透湿性のほか高い気密性能を持つため、余分な湿気を壁内に入れにくい仕組みになっています。
湿気対策と並び重要な対策がシロアリ対策です。シロアリ対策が不十分だと、家への悪影響は大きく最悪の場合家が倒壊してしまう恐れがあります。
CRATCHではシロアリ対策として、床下土壌からシロアリと湿気をシャットアウトする基礎下施工のシート工法(防蟻・防湿シート)を標準採用し、土壌から上がってくるシロアリにしっかり対応しています。
そのほか、人体に無害な薬剤散布を行いシロアリ対策を施しています。シロアリは腐朽した木材を特に好むため雨漏り、水漏れ対策を行う必要があります。そのため、屋根防水等の防水対策にも耐久性の高い防水シートを採用しています。
外壁や屋根などの外周部は毎日風雨にさらされるため、素材選びがその後のメンテナンスコストに大きく影響します。建築コストの安い素材を安易に選択してしまうと、外壁や屋根などの外周部は短い周期での塗り替えや張り替えにつながり、結果、住み続けるほど割高なお家になってしまうことがあります。
CRATCHでは、塗り壁や無垢材といった自然由来の建材を多く提案するため、技術力は必要になりますが、一度しっかり建てれば長持ちし、メンテナンスの回数も少ない低コストなお家になります。
お家造りは、建てて終わりではありません。長く安心して住んでいくためには、定期的な点検が必要不可欠です。
CRATCHでは、アフターメンテナンス専門のスタッフが在籍し、メンテナンス計画に基づき、訪問点検を行なっています。また、突発的なトラブルにも相談窓口としてお手伝いしています。
お家造りは人生の大きな買い物です。大きな買い物だからこそ、長く安心快適に暮らしていきたいものです。
そのためには、建築計画の時から維持管理を考えた素材選びが重要です。
CRATCHでは、将来の維持管理を考えた素材の提案や、長期のアフターメンテナンスサービスをご提供しています。
まずはクラッチのことを知りたいという方には、注文住宅やクラッチのことがよく分かる資料を無料でお届けしております。具体的に新築の注文住宅の建築を計画されている方にはオンライン相談も実施しております。土地を所有されている方も、これから土地を探される方もお気軽にご相談ください。
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