心地よい空間

何十年と住み続ける家は、住んでいて心地よい空間であることが求められます。心地よい空間にするためには、間取りや生活動線、それに加えて建材の素材や機能性を最適なものにする必要があります。クラッチでは、お客様それぞれに合わせてご家族全員が心地よく過ごせる家をご提案しています。

心地よい空間づくりのポイント 01 間取り

間取りとは、完成した建築物の内部における部屋の区画の配置、また建築物の設計段階において、その建築物内部の部屋や区画の配置を計画することを示します。後者は平面計画(ゾーニング)とも呼ばれています。

注文住宅の計画において、間取りは最重要ポイントといっても過言ではありません。間取りは一度決めてしまうと20年、30年とその空間で生活していくことになるので、実際の生活をしっかりと想定して考える必要があります。間取りは主に3つの空間に分割されます。

間取りのスケッチのイラスト
個人的な生活空間

個人的な生活空間

寝室・書斎・子供室など

共同的な生活空間

共同的な生活空間

リビング・ダイニング・和室など

生活にともなう行為を行う空間

生活にともなう行為を行う空間

トイレ・浴室・玄関・廊下・収納・
その他水廻りなど

これらの機能は「リビング+ダイニング」「寝室+書斎」など空間を物理的に分割せずに同じ部屋として持たせることも可能です。

分割されたそれぞれの空間には、それぞれの機能同士の相関関係が重要になってきます。水廻りとして使われる「浴室・脱衣室・洗面室・トイレ」などは強い相関関係にあり、相関関係の強い空間同士では近接ないし、連続させることにより生活上の動線も有利に働き、住み心地の向上にもつながります。

機能を適切に配分することが、間取りの重要な考え方と言えます。

CRATCHの間取り造り

クラッチで注文住宅を建てていただくすべてのお客様と、専用のシートを使い、普段の生活風景や趣味などの間取りを描くために必要なお話を伺うことから始まります。

たくさんのお話を伺うことで、他にないお客様だけのオリジナルな間取りが完成できると考えています。

心地よい空間づくりのポイント 02 生活動線

生活動線とは、日常生活を営む上で、人がリビングやキッチン、トイレなどを行き来した際の経路を線で表したものです。

日々の生活をする上で、生活動線が悪い家だと家事をするときに長い距離を何度も行き来したりする必要が出てきてしまい、余計な手間と時間がかかってしまいます。一度のことであれば気にしないことも、住まいの中ではその行動が毎日のことなのでストレスになります。

少しでも動線を良くして、効率良く家事や生活ができるようにすることで、毎日の生活を快適に過ごすことができます。

生活動線には、代表すると以下のようなものがあります。

家事動線

家事動線

家事を行う際の動きで、洗濯などで言うと「洗う→干す→たたむ→片付ける」など

通勤動線

通勤動線

通勤前の支度の際の動きで、「起きて顔を洗う→着替える→食事をする→出発する」など

衛生動線

衛生動線

トイレやお風呂へ行く際の動線で、「寝ている最中にトイレに行く時にどこにトイレを配置するか」や「生活の中でどのようなタイミングでお風呂に入るか」など

CRATCHの生活動線の考え

クラッチでは、間取りを作る際にこの生活動線にも注意しながら計画を立てています。ご家庭ごとに、大切にしたい生活動線が大きく違い、しっかりと事前にお話を伺うことで、ネットの情報などで目にする流行に左右されない、ご家庭ごとのオリジナルな動線作りに努めています。

心地よい空間づくりのポイント 03 無垢材

無垢材とは、接着剤を使わず製材品として、丸太から使用する形状に切り出した木材です。無垢材と言っても多くの樹種があり、木目や色合い、硬さや切り出す方向により雰囲気の違いがあります。

また同じ樹種でも育った環境や産地により硬さや色合い、木目に様々な違いが生まれます。

無垢材の写真

無垢材のメリット

夏は涼しく、冬は暖かい

木の断熱性は非常に高く、周囲の温度に影響されにくいため、床材に無垢材を使用することで、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

湿度を調整する(調湿)

無垢材は、丸太から伐採・加工された後も呼吸を続けます。その為湿気の多くなる夏場には湿気を吸収し、乾燥する冬場には湿気を空気中に放出して、室内の湿度を安定する働きがあります。

ダニ・カビ・細菌類に強い

木の精油には、ダニやカビ、細菌類の増殖を抑える効果があります。調湿作用と併せて空気をきれいに快適に保つことが可能です。

見た目の良さ、経年変化

合板(フローリング)と異なり、材料一つ一つの木目や色合いに違いがある為自然な美しさが魅力の一つです。また年々見た目に風合いが生まれる経年変化も魅力です。

ストレスを和らげる

木が発する芳香成分(フィトンチッド)が、人間の自律神経を安定させる作用があり、これが森林浴です。無垢材を使った住まいは家の中にいるだけで森林浴効果があります。

傷ついても再生する

無垢材には再生能力があり、多少の傷や凹みは、その部分に水を垂らすだけで治ることもあります。また研磨することで再生することも可能な為、メンテナンス性も抜群です。

無垢材のデメリット

反り・隙間が生じる

湿度を調整する反面、吸放出の際に無垢材の変形で反りや隙間が生じてしまいます。

色のムラ

無垢材は天然の材料のため一つ一つに木目や色合いの違いがあるので、人によって好みが分かれてしまいます。

CRATCHでは無垢材を標準採用

クラッチでは基本的に、構造材(一部集成材を使用)や仕上げの床材、壁や天井に施工する仕上げ材に無垢材を使用します。特に仕上げ材はお客様の好みに合わせ、様々な樹種はもちろん、産地にもこだわりお客様の希望に合わせたご提案をしています。

心地よい空間づくりのポイント 04 漆喰

漆喰とは、水酸化カルシウムを主成分とする壁材です。日本では飛鳥時代に渡来し、多くの神社仏閣やお城で使われ、ヨーロッパでもよく使われる建築資材です。漆喰は城壁でも使われるように高い耐久性・耐火性があり、また調湿性や消臭作用、抗菌作用などの効果もあり、空気をきれいに保つ働きがあります。

外壁として使用しても自浄作用があり、汚れの落ちやすさも大きな特徴です。メンテナンス性にも優れ、汚れ以外にも欠けや傷などの部分補修が簡単にできます。

漆喰の写真

その他の外壁工事

窯業系サイディングの写真

窯業系サイディング

日本の住宅の約80%で使用される、主にセメントで構成された板状の外壁材、バリエーションが多いので意匠性が高く、価格も他の外壁材に比べ安価。防火性に優れ、工期も短く施工できるメリットがある。反面、防水機能が低いため定期的な塗装工事が必要でシーリング等のメンテナンス性も悪いため、生涯コストは高い。蓄熱性も高いため夏は熱く、冬は冷たい。

金属製サイディング

金属製サイディング

表面はガルバリウム鋼板などで施工し、裏面は断熱材を入れた外壁材、メリットは軽く耐震性が高い、凍害性に優れている、デメリットは傷が入った時のメンテナンス性が悪い、塩害被害を受けやすい、価格が高いなどがある。

タイル

タイル

粘土を主原料に焼成したもの、外壁だけでなく床や内装にも使用され、耐火性・耐久性・メンテナンス性に優れている。ただし価格はかなり高価で、重量があるため耐震性に不安がある。

塗り壁

塗り壁

名前の通り塗って仕上げる外壁、土壁やモルタル・漆喰などがあります。メリットは自然な風合いに仕上がる、耐久性・耐火性・メンテナンス性が高い、継ぎ目がなく美しい仕上げが可能。デメリットは価格が高い、技術力が必要などがある。

CRATCHでは漆喰を中心とした塗り壁をご提案

基本は耐久性・メンテナンス性の高い漆喰を中心に使用した塗り壁をご提案しています。ただし、お客様の要望に合わせた上で意匠性を重視した窯業系サイディングや金属サイディングその他の外壁を使用することもあります。

それぞれのメリット、デメリットをご理解いただき、デメリットの部分は対策を考えた上でのご提案が大切だと考えています。

心地よい空間づくりのポイント 05 お家の機能性(断熱・気密・透湿・換気・窓)

クラッチでは心地よい空間づくりのために、断熱・気密・透湿・換気・窓のお家の機能性を重視しています。

お家の機能性 1 断熱

次世代省エネルギー基準に適合するために必要な断熱性能などを確保していること(断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6)も、長期優良住宅の1つのポイントです。

断熱材には様々な種類がありそれぞれにメリット、デメリットがあります。単純に低価格や高性能だけで選ぶのではなく、建築する地域の気候風土や建築する建物に使用するその他の材料を合わせた総合的な計画で断熱材を選択することが重要です。

また、断熱材は性能だけではなく、隙間なくきれいに施工できる施工性が重要です。いくら性能が良い断熱材でも、すき間があったり密度が高すぎたりすると性能が大きく下がる要因となります。

断熱材の写真

クラッチ標準仕様の断熱材 セルロースファイバー

様々な種類の中からクラッチが選んだ断熱材が、自然素材系の断熱材のセルロースファイバーです。高性能な分、価格と施工性がデメリットではありますが、独自の仕入れルートによるコストカットと第三者の断熱検査などによる徹底管理でデメリットをカバーし、標準採用しています。

セルロースファイバーの特徴

様々な種類の中からクラッチが選んだ断熱材が、自然素材系の断熱材のセルロースファイバーです。高性能な分、価格と施工性がデメリットではありますが、独自の仕入れルートによるコストカットと第三者の断熱検査などによる徹底管理でデメリットをカバーし、標準採用しています。

自然素材ならではの吸放湿性により壁内を適度な湿度に保つため、結露やカビの予防につながります。また、高い防音性能もあり、防音工事にも利用できます。さらに、難燃材としてホウ酸を添加しているため熱に強くガスバーナーで直接燃やしても表面が炭化するだけで燃え広がらず、ホウ酸効果でシロアリやゴキブリの予防にも繋がります。

お家の機能性 2 気密

気密とは、空気などの流れを遮断していくことです。高気密とは、部材同士の隙間をなくし、家内外の空気の出入りを少なくした状態です。床面積当たりどのくらいの隙間があるかを示す数値が「C値」で示され、数字が小さいほど気密性能が高いことを意味します。

断熱性能だけを高めても、気密性能が低いとどこからか隙間風が入ってしまい、せっかく冷暖房を付けていても効果が少なくなってしまいます。意図していない隙間からこうした熱や空気が漏れてしまう事を防ぐためには、断熱だけでなく気密という面からも効率を考えていく必要があります。気密は暮らしやすさを考える上で欠かせない要素です。

気密の写真

クラッチの注文住宅の気密性能

自社独自の気密工事を行い、C値0.9㎠/㎡以下を基準値(直近測定値平均0.4〜0.6㎠/㎡)として、全てのお家を完成後気密測定を実施、また不定期で工事中の現場の気密測定を行い施工品質の維持に努めています。

…床面積
…すきまの大きさ

気密の写真

お家の機能性 3 透湿(調湿)

温度と湿度は高い方から低い方へ流れる性質があり、空気を通さず水蒸気を通すことを透湿と言います。水蒸気の流れがある部分でせき止められ、一定の数字を超えると結露を発生させてしまいます。水蒸気をせき止めずに透湿することで結露を防止し、家の長寿命化を図ることができます。

また、室内の湿度に合わせて水蒸気を蓄えたり放出したりして、快適な湿度を保つことを調湿と言います。梅雨時期のジメジメした時には高い湿度を蓄え、冬の乾燥した時期には湿度を放出して、一年通して快適な室内の湿度環境を保つことができます。快適な湿度環境を保つことで、カビやウイルスの発生を防ぐ働きもあります。

透湿性能が良い時

透湿性能が良い時

調湿性能が良い時

調湿性能が良い時

CRATCHの透湿(調湿)の工夫

壁内外に透湿性能の高いシートや耐力面材を使用し、壁内の水蒸気を効率よく吐き出すことができるように工夫しています。それによって、壁内を常に乾燥した状態に保ち、お家の長寿命化を可能にしています。

無垢材や珪藻土などの調湿性能に優れた仕上げ材や全熱交換型の熱交換器を使用して、室内の湿度環境を一年通して快適に保つよう工夫しています。

お家の機能性 4 換気

換気とは、室内の空気と室外の空気を入れ換えて、室内の有害な汚染物質を室外に出したり薄めたりすることで、2003年に住宅の24時間換気が義務化され、家の空気を1時間に0.5回入れ替える機器の設置が必須になっています。

理由としては、住宅の高気密高断熱化により生活用品や住宅に使用する建材に用いられた化学物質や、高い温湿度によって発生したカビやダニによる健康被害「シックハウス症候群」を防止するために化学物質の発散量の少ない住宅建材の使用や換気によって室内の化学物質濃度の低減させることが健康被害の低減に効果的なためです。

換気の写真

CRATCHは全熱交換型第一種換気システムを採用

第一種換気の確実な空気環境の維持と全熱交換式で、顕熱(温度)・潜熱(湿度)両方の温度ロスを90%の効率で防ぐために、換気としての空気環境、室内の温度環境維持のための光熱費削減に最も適した全熱交換型第一種換気システムを採用しています。

お家の機能性 5

採光、通風、換気、眺望などのために設けられる開口部として、窓(サッシ)は大きな役割を果たします。

風通しや断熱性など、窓の機能は四季を通じた室内の快適性に大きく影響します。また外観デザインや室内空間、窓からの眺望など、デザイン面でも窓の役割は重要な要素です。

窓はサッシ・ガラスで構成され、この2つをつなぐスペーサーを含めた大きく3つの要素で断熱性能が大きく変わります。

窓のイラスト

CRATCHはトリプル樹脂サッシを標準採用

フレームには樹脂フレーム、ガラスにはトリプルガラス、中空層内は空気よりもさらに断熱性能の高いアルゴンガス、ガラスとガラスの繋ぎには結露防止で樹脂製のスペーサーを使用した、国内でも高性能なトリプル樹脂サッシを採用しています。

また、方位に合わせ遮熱ガラス、断熱ガラスをバランス良く配置して、より高性能な住まいを計画しています。

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