愛するペットを守る!災害時の備えと避難しなくて良い家づくりガイド
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  • 公開日:2024.7.3
    更新日:2024.7.4

愛するペットを守る!災害時の備えと避難しなくて良い家づくりガイド

目次

災害時のペットとの避難について考え、家族とペットが安全に過ごせる住まいを目指した防災対策を紹介します。避難所ペット問題・ペットの災害対策や避難方法(同行避難と同伴避難)・家づくりにおける耐震設計と風水害対策・避難経路の確保など詳しく解説します。

ペットとの避難を考える

ペットとの避難を考える

災害が発生するたびに避難所についてのニュースが話題になりますが、最近注目されているのが「避難時にペットをどうするか」という問題です。防災訓練や避難所訓練、講習会でもこのテーマがよく取り上げられています。そこで、ここでは数回にわたって、災害時のご家族だけでなく、ペットを取り巻く環境や住宅の対策について、お知らせしたいと思います。

※今回対象とするペットは、「人間と一緒に避難できる動物」で、「飼育に許可や届出が不要なペット」としています。

ペットの災害対策

ペットの災害対策

災害が起こったとき、まず飼い主や家族の安全を確保することが大切ですが、ペットの安全も忘れずに準備しておきましょう。普段から十分な水や食料、常備薬を用意し、避難所や避難ルートを確認しておくと安心です。避難生活はペットにとってもストレスとなるため、ペットの行動に配慮した十分な準備をすることが重要です。

同行避難と同伴避難

ペットとの避難には「同行避難」と「同伴避難」があります。「同行避難」は、災害時に飼い主がペットを連れて避難場所まで一緒に避難することを意味します。ただし、避難所ではペットと別々に過ごします。「同伴避難」は、災害時にペットを連れて避難し、避難所でも一緒に過ごすことを指します。同伴避難では、避難所内で飼い主とペットが共に過ごすための特別な配慮が必要とされます。

避難所のペット受け入れ

避難所がペット受け入れ可能とは限らないため、鳴き声や臭いなどが問題となることもあります。また、避難所にペットのためのスペースがあっても、エサやペットシーツなどが十分に備蓄されているとは限りません。

避難時にペットを同行させるべきか?

避難時にペットを同行させるべきか?

環境省は、ペットを理由に避難を躊躇しないよう、同行避難を推奨しています。避難する際は、ペットと一緒に避難できるようにしておくことが大切です。避難生活はペットにとってもストレスとなるため、ペットの行動に配慮した十分な準備をすることが重要です。

他の避難者への配慮

特に、動物が苦手な人やアレルギーを持っている人への配慮が必要です。

避難所では他の避難者に迷惑をかけないように、自治体の指示に従いましょう。

普段からの準備

普段からペットのしつけや健康管理をして、さまざまな環境に慣れさせておくことで、災害時の備えが整います。しつけはペットの安全を確保するだけでなく、災害時のストレス軽減にも役立ちます。住んでいる地域の避難場所がペットとの同行避難が可能かどうかを確認し、必要な注意事項を自治体に問い合わせておきましょう。

避難所までの移動の準備

人間が持ち運べるサイズ、重さのペットはペット用キャリーバッグ等を準備しておく。(避難所でも役立ちます)

夜の避難に備えて、ペット用の反射材やマーカーライトを用意する。

※可能であれば、避難ルートの移動を訓練しておくとベスト。

避難時に備えた飼い主の準備

避難時に備えた飼い主の準備

災害時にペットの安全と健康を守るためには、以下の準備が必要です。

生活用品の準備

  • ペットフード、水、薬、トイレグッズなどの生活用品を用意しましょう。
  • 支援物資ではペット用品はあまり期待できないため、自分で準備することが重要です。

ペットが逃げ出さないようにするための用品

  • 首輪、ハーネス、リードなどを準備し、ペットが逃げ出さないようにしましょう。

逃げた際の識別の準備

  • マイクロチップや鑑札を装着して、ペットの識別ができるようにしておきましょう。

衛生と健康の管理

  • 予防接種を受けさせ、寄生虫やノミなどの対策薬を投与しておきましょう。

安全のための用品の準備

  • 大型犬であれば安全のためにマズルガード(口を覆う器具)やブーツ(足を保護する)を用意する。

普段からのしつけ

  • ペット用キャリーバッグやケージに慣れさせておきましょう。
  • 知らない人や他のペットとの接し方に慣れさせることも重要です。

過去の避難所側の対応

過去の避難所側の対応

「ペットは家族の一員」という考えから、近年では避難所でもできる限り一緒にいられるように配慮されています。しかし、アレルギーなどの問題があるため、他の避難者の健康に悪影響を与えない範囲での受け入れとなるため、自宅とかなり異なる環境にさらされることは言うまでもありません。

具体的な対応策

  • 屋外飼育のペット: 建物の軒下など屋根のある場所にペットを繋ぎとめるスペースを設けます。例えば、学校であれば自転車置き場や体育館裏などの屋根のある屋外スペースを利用します。
  • 排泄物の処理: ペットの排泄物を捨てる場所を確認します。
  • ペットのストレス解消: 散歩エリアなど、ペットのストレスを解消するスペースを確保します。
ペットのストレス解消

これらの点を配慮することが重要です。

災害時のペットの救助と課題

ペットは家庭の一員として大切にされていますが、災害が発生するとその対応に困ることがあります。パニックになって一緒に逃げられなかったり、ペットだけが逃げ出してしまうことも少なくありません。また、やむを得ずペットを放置する場合もあります。

災害時のペット救助

ペットの命に対して飼い主は責任を持つ必要があり、虐待や捨てるなどの無責任な行動は法律で罰せられます。そのような行動が見つかれば、動物愛護センターや保健所などが救助にあたります。しかし、救助されるのは虐待や遺棄によるものだけではありません。

災害時の対応の困難さ

災害が発生すると、どれだけペットを可愛がっていても世話が難しくなることがあります。地震や台風、大雨による洪水などが起こると、人々は自分の身を守る行動に出ますが、それは動物も同じです。

野生化による危害防止

野生化による危害防止

放浪しているペットや被災した家などに放置されたペットは、自治体や動物救護本部が引き取り保護収容を行います。これは動物への愛護の精神だけでなく、野生化し人への危害を加える危険性を防止する観点もあるのです。

避難しなくていい家づくりを考える

ここからは避難しなくてよい家づくりを考えてみます。では、絶対に避難しなくて良い家づくりがあるのでしょうか?

避難しなくていい家づくりの条件~クラッチの理念と災害対策への取り組み

クラッチでは、ご家族とペットが安全に過ごせる住まいを提供するため、日頃からの簡単な準備で備えることができる対策から、もしもの時のライフラインの代わりとなる防災対策を総合的にご提案しています。災害時にも安心して暮らせる環境を整えましょう。

避難しなくていい家づくり

災害時に避難を余儀なくされることは、家族やペットにとって大きな負担となります。そこで、そもそも避難しなくていい家づくりを目指すことで、災害が発生しても安全で快適に過ごせる住まいを提供することができます。ここでは、避難を不要にするための具体的な対策を紹介します。

耐震設計の重要性

日本は地震大国であり、住宅の耐震設計は非常に重要です。耐震設計は、地震の揺れに耐えられるように家の構造を強化し、住民の命を守るための基本的な対策です。

地震対策としての許容応力度計算

許容応力度計算とは、建物にかかる力(応力度)がその材料が許容する最大限度を超えないように設計する方法です。具体的には、地震や風などの外力が加わったときに、建物の各部分がどの程度の力に耐えられるかを計算し、その結果を基に安全な設計を行います。

地震対策としての許容応力度計算された耐震等級3

地震対策としての許容応力度計算された耐震等級3

耐震等級は、住宅が地震に対してどれほどの強さを持っているかを示す基準です。等級は1から3まであり、数字が大きいほど耐震性能が高いことを意味します。耐震等級3の住宅は、消防署や警察署と同じレベルの耐震性能を持ち、災害時にも安心して住むことができます。家族の安全を第一に考えるなら、耐震等級3の住宅を選ぶことをお勧めします。

許容応力度計算された耐震等級3の住宅メリット

高い安全性の確保

許容応力度計算の最大のメリットは、計算によって得られた安全性を確保できることです。この手法により、建物の各部分が地震時にどれほどの力に耐えられるかを詳細に把握できます。これにより、建物全体がバランス良く設計され、地震時にも倒壊しにくくなります。

効率的な材料の使用

許容応力度計算を行うことで、必要な場所に必要な強度の材料を適切に配置することができます。これにより、材料の無駄を減らし、コストを抑えつつも高い耐震性能を実現できます。無駄のない設計は、建築コストの削減にも寄与します。

長期的な耐久性の向上

地震対策として許容応力度計算を取り入れることで、建物の長期的な耐久性も向上します。地震だけでなく、風や積雪などの他の外力にも耐えられるように設計されるため、建物の寿命が延び、メンテナンスコストも削減できます。

住まい手の安心感の向上

耐震性能の高い住宅に住むことは、住まい手にとって大きな安心感をもたらします。地震が発生した際にも、家族と財産を守ることができる住宅であれば、心配事が減り、日常生活の質も向上します。

不動産価値の向上

許容応力度計算を取り入れた耐震性能の高い住宅は、不動産価値も高く評価されます。安全性が確保された住宅は、購入希望者にとって魅力的であり、売却時にも高い価格で取引される可能性があります。

建材選びと施工技術のポイント

耐震性能を高めるためには、適切な建材の選び方と施工技術が重要です。例えば、木材や金物がどれくらいの強度を持つのか、実際の施工に活かせるかによって家の強度はかなり変化します。また、施工においては、基礎工事の質が非常に重要です。しっかりとした基礎を作ることで、地震の揺れを効果的に吸収し、家全体の安定性を保つことができます。

風水害対策

風水害対策

夏から秋にかけては、多くの地域で台風や大雨による風水害のリスクが高まります。そのため、風水害対策が非常に重要です。強風や大雨から家を守るには、風の力に対する対策が必要です。

住宅の耐風性能は、強風や台風による風圧力に対して、建物が倒壊したり損傷したりしない能力を指します。地震は建物全体で受け止めるのに対して、強風や台風による風圧力は面で受けるところに大きな違いがあります。

風荷重の計算

住宅の耐風性能を考える際に、最初に行うことは、面で受ける風荷重を計算することになります。風荷重は、建築物や構造物の設計において重要な要素であり、風の影響を受ける構造体は風速によってどれくらい押されるのかを知り、それに耐えうる強度が必要です。木造住宅の場合には、風を面で受け、それを水平構面に伝え、垂直荷重にいかに落とすかになることは、地震の場合と変わりがありません。また、風荷重の計算には、風速や空気の密度などが関わります。風荷重の計測や評価は、建築物の安全性や快適性を確保するために不可欠です。

屋根・外壁の強化

台風の強風に耐えるためには、屋根や外壁の強化が重要です。例えば、屋根材には耐風性の高いものを使用し、しっかりと固定することで風による被害を防ぐことができます。外壁の耐久性にも注意し、メンテナンスコストがかかりにくい素材を選ぶことが重要です。

家族の安全を守るための工夫

家族の安全を守るための工夫

災害時に備えて、以下のようなことに気を付けておくと、安心です。

避難経路の確保

災害時には迅速かつ安全に避難することが求められます。そのため、家族全員が安全に避難できるよう、家の中の避難経路をしっかりと確保することが重要です。

階段や廊下の安全性確保

避難経路となる階段や廊下の安全性を確保することも重要です。階段には手すりを設置し、滑り止めの処理を施すことで、安全に昇り降りできるようにします。また、廊下には障害物を置かず、常に通路を確保しておくことが大切です。非常時には暗くなることが多いため、非常灯の設置も有効です。

非常用設備の設置

災害時のライフラインの断絶に備えて、非常用設備を設置しておくことが重要です。

非常用電源(蓄電池・電気自動車・太陽光発電の活用)

停電時に備えて、蓄電池・電気自動車設備・太陽光発電を設置しておくと、電力供給が途絶えた際にも、ある程度の家族の生活を維持することができます。これにより、照明や通信機器の使用が可能となり、情報収集や連絡手段を確保できます。

災害用備蓄品の収納スペース

災害用備蓄品の収納スペース

食料、水、医薬品、非常用トイレなどの災害用備蓄品を収納する専用スペースを設けることも重要です。このスペースは、家族全員がすぐにアクセスできる場所に配置し、定期的に中身をチェックして、必要なものを補充するようにしましょう。

スマートホーム技術の活用

最新のスマートホーム技術を活用することで、災害時の対応力を向上させることができます。

防災センサーやモニタリングシステム

防災センサーやモニタリングシステムを導入することで、地震や火災などの災害を早期に検知し、迅速に対応することが可能になります。例えば、煙探知機やガス漏れ検知器などを設置することで、危険をいち早く察知し、家族に警告を発することができます。

緊急連絡システムの導入

災害時に家族や救助隊と迅速に連絡を取るための緊急連絡システムを導入することも有効です。スマートフォンと連動したシステムを利用することで、緊急時の連絡手段を確保し、家族の安全を確認することができます。

まとめ

災害で家族やペットが離れ離れになったり、怪我をしたりすると、大きな心配と精神的な負担になります。ペットの安全を確保するために救助活動が行われていますが、課題も多くあります。そのため、飼い主もペットの避難方法や対処法を知っておくことが重要です。

また、そもそも避難しなくていい家づくりを行うことで、ご家族やペットの負担をかなり軽減できます。災害時に困らないように、人だけでなくペットも考えた防災対策を行いましょう。

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