
- その他
- 2025.6.7
「C値とは?」高気密住宅に必須の気密性能C値を解説
目次
- 1 「Ua値は重要!」でも国の基準やZEH基準にない「C値」って意味ある?意味ない?
- 2 「C値の理想値と一般住宅の目安」
- 3 「クラッチ工務店のC値と高気密住宅の事例」
- 4 「ZEH住宅におけるC値の理想値」
- 5 「C値の測定方法と測定のタイミング」
- 6 「C値を高めるための施工ポイント・工夫」
- 7 「C値とUA値を併せて考える省エネ住宅づくり」
- 8 C値測定依頼・確認のポイント
- 9 まとめ-ハウスメーカーや工務店でもC値の必要性は賛否両論
- 10 よくある質問(FAQ)
- 10.1 Q1. C値の理想値はどれくらいを目標にすればいいですか?
- 10.2 Q2. 一般的な住宅のC値はどれくらいなのでしょうか?
- 10.3 Q3. ZEH住宅ではどのくらいのC値を目指すべきですか?
- 10.4 Q4. 冬に暖かい家を実現するためのC値はどれくらいですか?
- 10.5 Q5. C値が高いままだとどんなデメリットがありますか?
- 10.6 Q6. C値の測定はいつ行うのがベストですか?
- 10.7 Q7. C値とUA値はどちらを優先すべきなのでしょうか?
- 10.8 Q8. C値を上げる(気密性を高める)工夫にはどんなものがありますか?
- 10.9 Q9. C値測定はどのように依頼すればいいのでしょうか?
- 10.10 Q10. リフォームや中古住宅でもC値を改善できますか?
C値とは、住宅における相当隙間面積のことです。建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った数値で、建築した建物の気密性能を表す指標として用いられています。完成した新築住宅やリノベーション済みの住宅など、実際の現場で測定する必要があるため、設計段階では数値を確定できません。そのため、事前に「計算だけでC値を提示する」ことはできず、施工精度や現場管理の質が直接反映される数値といえます。例えば、延床面積40坪(約132㎡)の場合、C値が2.0なら隙間面積は264㎠(はがき約1.8枚相当)、C値が0.5なら隙間面積は66㎠(はがき約0.5枚相当)です。住宅の気密性能を表す指標として「住宅に係るエネルギーの合理化に関する建築主の判断の基準」(省エネ法)で用いられていますが、2009年(平成21年)に改訂された際に、気密住宅の規定および数値基準は削除されました。そのため、地域の工務店やハウスメーカーでもこの「C値に対する考え方や取組」は様々です。また、2013年に省エネルギー基準が改訂されて以降は、建物と設備機能を一体化して建物の「一次エネルギー消費量」を評価する指標が使われるようになり、気密性のC値よりも断熱性のUA値が重要視されるようになりました。
これから、注文住宅を計画される上で、この「C値」はとても重要な性能数値です。ここではこの「C値」の必要性などについて説明していきます。
「Ua値は重要!」でも国の基準やZEH基準にない「C値」って意味ある?意味ない?
家づくりを考えるときに、誰もが安心安全で快適な住環境を手に入れたいと思うのではないでしょうか?工法(木造軸組み・枠組)をどれにするか?あるいは、快適な省エネ住宅を考えたときに、たくさんある断熱材を比較したりすると思います。その中で「UA値」や「ZEH」などの数値基準の言葉が出てきます。ハウスメーカーや工務店などで説明を受けるときにもこの言葉が良く出てくるのですが、「C値」については、各建築会社によって、「意味がある・意味がない」など、見解に違いがあります。その一番の理由として国の基準にないことが理由にあげられます。平成14年までは寒冷地でC値2.0㎠/㎡、その他の地域でC値5㎠/㎡という基準が存在しました。ところが、「施工前に数値が確認できない」や「施工後の検査にコストがかかる」などの理由から途中で削除されてしまいました。国が基準を設けていない為に、このように「C値は意味がないなどの意見や、必要ない」といった声が上がりますが、これからC値が必要な理由を記載いたします。
C値が必要な理由その1「省エネルギーで部屋の温度を快適にする」
気密性が低いと、夏にエアコンを付けても、蒸し暑い外気が入り、エアコンをフルパワーで使用することになり、電気代に影響します。冬になると、温かい空気が屋根や天井から外に漏れ、漏れた分、冷たい空気が家に流れ込み、足元は冷え、不快感はさらに増していきます。冬にお家の温度が低い理由の一つに挙げられるのが「家の隙間」です。温かい空気は上昇する性質があり、隙間の多い家で暖房すると、温かい空気は天井に昇り、窓・屋根・天井に隙間があると外へ漏れ出ていきます。漏れた分だけ冷たい空気は床下などの家の隙間から侵入します。隙間の少ない家は、温めた空気が抜けにくく、床に冷たい冷気が侵入しないので、気密性の向上は床の断熱対策と同様に効果があります。そのため、マイホームの快適性を考え、家の隙間は可能な限り少なくすることが必要です。
C値が必要な理由その2「結露による壁内の腐敗や腐朽菌を防ぐ」
冬の乾燥した外気と比べ、家の中は湿気が大量に発生しています。その為、外壁や床などの隙間があると、隙間から湿気が壁内に流れ込んでしまい、壁の中で湿気を含んだ空気が冷やされ結露します。結露した状態が長く続くと、壁の中に腐朽菌を増やしてしまい、最終的には柱を腐らせます。このように、隙間の多い家では、湿度のコントロール、言い換えると計画換気が十分にできません。夏場は外の多湿な空気が侵入し家の中でも蒸し暑く、冬場は室内の最適な湿度が外に逃げていきます。夏場、冬場に室内と室外を行ったり来たりする湿気は、壁内で結露をおこし構造材にダメージを与えてしまうので、家の腐敗を防ぐためにも、家の隙間を可能な限り少なくすることが必要です。
C値が必要な理由その3「換気の効率化で、嫌な臭いを防ぐ」
人が生活していると、室内には、水蒸気や二酸化炭素が発生しますが、室外からも花粉やPM2.5などの様々な汚染物質を室内に持ち込んでしまいます。そのため、これらの汚染物質を屋外に排出するには定期的な換気が必要です。昔の住宅は常に窓を開けている状態だったため、換気の大切さはあまり重視されていませんでした。現在、建築基準法では2時間に1回、室内の空気を入れ替えなければならないという24時間換気システムの設置が義務付けられていますが、気密性の低い住宅では、部分的に汚れた空気が室内にとどまり、換気システムでうまく換気することができなくなります。汚染物質が溜まるような、空気がよどんだ部屋を造らないためには、家中すべてで可能な限り隙間を少なくする必要があります。これが気密性の高い住宅の場合、空気の出入りが設計されたルートに集中し、室内の空気の流れが安定するようになるため、湿気や有害物質(VOC、PM2.5など)の排出が効率よくおこなわれるようになります。
C値が必要な理由その4「大気汚染物質の侵入を防ぐ」
近年、大陸から流れてくる黄砂やPM2.5、一年を通して飛散する花粉などの微小な物質が、アレルギー反応や肺疾患などを引き起こす有害物質として知られるようになりました。特に、春先にこれらの健康被害に遭う人が増加し社会問題になっていますが、これらの汚染物質は微細なため、住宅内での空気清浄をすることが注目されています。たとえ、24時間換気のフィルターで汚染物質を捕えようとしても、隙間の多い家では、換気口のフィルター以外の隙間から汚染物質が室内に侵入してしまいます。隙間の少ない家は、適切なフィルターを設置することで、これらの汚染物質をフィルターを通じて除去し、いつでも綺麗な空気を家に入れることが可能になります。
C値が必要な理由その5「依頼する建築会社の施工品質を確認できる」
隙間のない家を実現するには、高い技術力と広い知識、そして気密工事の手間を受け入れる考え方が必要になります。技術力が低いと、どんなに高性能の材料を使っても施工精度が低くなり、隙間の多いお家になってしまいます。そして、技術力があっても、必要な知識がない場合、気密性の高い家づくりが実現できません。また、気密工事には一定の材料や労働力などの手間や費用がかかってきます。気密工事は法規制がなされていないため、メーカー側の費用対効果の観点から、不要なものと判断されることも多々あるようです。住む方にとっての費用対効果の観点から、これらを受け入れることが、重要です。その意味では、効率性や収益性を重視する大手のハウスメーカーにとって、苦手な部分ともいえます。このように、隙間の無い家づくりを追及すると、会社選びにも大きな影響を及ぼします。
C値とUA値のバランスが重要な理由
住宅の性能は「気密性(C値)(いかにすき間をなくすか)」と「断熱性(UA値)(いかに熱を通さないようにするか)」の両立があってこそ発揮されます。気密性能だけ良くても、断熱性能が悪ければ外気の影響を受けやすくなり、断熱性能だけ良くても、気密性能が悪ければ、外気が入り込みます。
そもそもC値(気密性能)やUA値(断熱性能)は、どちらも「快適な住まい」を実現するための大切な異なる指標です。どちらか一方の数値だけが優れていても、それだけで快適とは言えません。一年中快適な住まいを実現するため、2つの数値が高水準でバランスをとることが、極めて重要なのです。
C値とUA値のバランスは省エネに影響するか
住宅の省エネルギー性能を高めるためには、断熱性能(UA値)と気密性能(C値)の両方が適切に確保されていることが不可欠です。断熱性能によって、建物の外皮(壁・屋根・床・開口部など)を通じた熱の移動(伝導・対流・輻射)は抑制されます。結果的に、室内は外気の影響を受けにくくなり、エアコンなどの稼働を抑えられます。また、気密性能が良ければ、建物の隙間からの外気の流入や室内空気の漏出は最小限に抑えられるようになります。気密性能は、冷暖房によって適温になった空気の損失を防ぎ、換気計画を効率良くおこなうので、省エネに役立ちます。「外気の影響を少なくする断熱性能」と、「冷暖房による空気の漏れをなくし、効率良く換気計画を行う気密性能」のどちらも光熱費を下げるために必要です。
ZEH基準とC値の関係を知る
ZEH住宅とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、年間のエネルギー消費量をゼロに近づける住宅のことを指します。具体的には、住宅の消費電力を太陽光発電などで発電した電力量に近づけることができる住宅のことをいいます。UA値の基準値は0.6以下(4~7地域)に抑えることが必須とされています。これは、建物から逃げる熱の量を抑え、冷暖房負荷を減らすことで、住宅の一次エネルギー消費量を削減するためです。しかし、実在する住宅でエネルギー効率を高め、より快適な住環境を実現するためには、UA値だけでなく、C値(気密性能)にも配慮することが重要です。
気密性が低い住宅では、隙間から外気が出入りし、せっかく断熱した空気が逃げてしまいます。その結果、冷暖房の効率が下がり、エネルギーのロスが発生するため、UA値が0.6以下であっても期待通りの省エネ効果が得られない可能性が高いといえます。また、気密性が高いことで、計画換気が正しく機能しやすくなるという利点もあります。室内の空気の質を保ちつつ、湿気や有害物質の排出を確実に行うには、気密性能が一定以上であることが前提となります。したがって、ZEH住宅においても、C値をよくすることで、省エネ性・快適性・健康性のすべてを両立させることができます。
「C値の理想値と一般住宅の目安」
C値(相当隙間面積)は、住宅にどれだけの隙間があるかを示す指標で、値が小さいほど気密性が高いことを意味します。C値は「住宅の延床面積あたりの隙間面積(cm²/m²)」で表されます。現在の日本の建築基準法ではC値の明確な規定はありませんが、一般的には、C値1.0以下であれば「高気密住宅」と呼ばれる基準を満たしているとされます。より快適な室内環境や冷暖房効率の向上を目指す場合には、間取りにもよりますが0.5~0.7以下を目標とするのが良いでしょう。高性能住宅やパッシブハウスなどの先進的な住宅では、C値0.3以下を実現している事例もありますし、クラッチでも実現しています。省エネ基準やZEHなどを目指す住宅では、断熱性能(UA値)とともに気密性能(C値)の水準にも注意を払うことが推奨されます。
「クラッチ工務店のC値と高気密住宅の事例」
クラッチの直近1年間の平均C値は0.37程度で平均UA値は0.38となっていますが、間取りによってはC値0.1程度のお家や、UA値0.26を切るプランもあり、選ばれるプランによって結果はそれぞれ異なります。直近1年間に限っていうと、クラッチでは断熱工事の際に、主に充填断熱という工法を採用される方が多い結果となっています。この工法は柱と柱の間にセルロースファイバーを充填する工法です。この工法を選ぶと、C値の数字は良い数値が出づらいと言われているようですが、高性能住宅の基準を満たしているので、技術力についてある程度の水準を持っていることが確認できます。なにより、実際に住んでいる方からもエアコン1台で1年過ごせたとのお声も頂いております。快適に過ごしていただくことが、本来の目的ですから、今後もお客様の声を参考に技術力を高めていきます。
「ZEH住宅におけるC値の理想値」
ZEH基準(4〜7地域)の場合、UA値は0.6以下と定められています。UA値(断熱性能)については、断熱等性能等級の中で断熱等級6(HEAT20 G2グレード UA値0.46以下)、断熱等級7(HEAT20 G3グレード UA値0.26以下)など、細かく基準が定められていますが、C値(気密性能)については、実は評価基準に含まれていません。つまり、断熱等性能等級の計算では「ある程度の気密性が確保されている」と仮定したうえで性能が評価されているのが現状です。
言い換えれば、実際に建てられた住宅が、等級どおりの断熱性能を発揮できるかどうかは、C値次第で大きく変わる可能性があるということです。C値の理想値についていうと、C値1以下であれば及第点という考え方や0.7以下、0.5以下など様々な考え方があります。一方で、窓や勝手口などの開口部が多い場合や住宅の形によって、C値の数値は悪くなる傾向があります。一概に数値を断定するのは難しいですし、どのような換気システムを採用するかによって異なりますが、数値が0.5を切っていれば、換気効率が向上し、計画的な室内環境のコントロールがしやすくなるでしょう。
「C値の測定方法と測定のタイミング」
施工中に測定されたC値は暫定的な数値です。なぜなら、測定後に分電盤やライト、コンセントなどの壁に穴を開ける作業がある場合、C値は正確なものではなくなるからです。施工中のC値測定の利点としては、家全体にどのくらいの大きさのすき間があるかを知ることにあります。すき間の大きさがわかると、すき間のある場所を推定するのに役立ちます。発見されたすき間を埋めていくことで、竣工後の二度目のC値測定に役立てるような、二段構えのフローだと、施工中のC値測定は意味を持つといえます。当然のことですが、それ以外の目的で測定する施工中のC値測定より、完成後に測定するC値の方が好ましいことは言うまでもありません。
「C値を高めるための施工ポイント・工夫」
C値を高めるための施工ポイントは、数多くあります。例えば、断熱材の隙間をなくす施工方法、サッシまわりの気密テープ処理、現場チェック等が挙げられますが、一番のポイントは各社によって異なってきます。というのも、基礎をひとつとってみても、基礎断熱と床断熱の工法があり、それぞれ施工ポイントは異なります。断熱材についてもグラスウール、フェノール系断熱、セルロースファイバーなど多種多様であり、一概に施工ポイントをあげることは適切ではありません。それよりも重要なことは、素材の特性を理解し、それぞれの部位が正しく施工されているかを適切に管理する力です。どんなに良い断熱材や気密材を使っていても、施工や管理が甘ければ、そのわずかなミスが全体の大きな隙間につながってしまいます。だからこそ、工務店の施工力と現場管理の質が、住宅性能を左右する重要なポイントなのです。
「C値とUA値を併せて考える省エネ住宅づくり」
先程、C値(気密性能)やUA値(断熱性能)は、どちらも「快適な住まい」を実現するためにどちらも高い水準でなければ、快適性や経済性などの観点から疑問が残るとお伝えしました。これからお家を建てる方の対策としては、まずHPなどから情報を得て、営業マンからC値やUA値に関する情報収集をすることが重要です。そして、できれば、真夏や真冬にあなたが良いと思っている会社の住宅を体感することをおすすめします。例えば、真夏や真冬に実際に建てたお家で体験してエアコン1台でお家中が快適であった場合、C値とUA値はもちろん、そのほかの点についても良い会社と言えるでしょう。
C値測定依頼・確認のポイント
これまで紹介したように、C値に対して国の規制などはなく、住宅会社によっては測定しない会社も数多くあります。これからお家を建てる方は、HPなどで気密測定をしているか、C値に関する記載がある会社なのかでおよその検討がつきます。そして、施工中にC値測定をしているかを確かめる方法について、お伝えしていきます。
C値測定を依頼する際のチェックポイント
施工中のC値測定については、注意が必要と先程もお伝えしましたが、確認するのに良い方法はC値測定の様子を事前に写真などでみせてもらうことです。その写真内で明らかに壁仕上げがなされていないことが判明した場合、その会社のC値測定には疑いをもっても良いかも知れません。
C値を確認して安心できる家づくりを
建築会社を選ぶ際の質問例も重要です。「C値は測定していますか?」と質問してみて、全棟はやってない、モデルのC値測定を行って0.5でした、などの回答だった場合は、残念ながら、会社側の費用対効果の点から、すき間処理を行っていない会社の可能性があります。その場合、C値が2を超えるような可能性も十分考えられます。また、注文住宅では、間取りの工夫次第でC値の数値に影響が出ることがあります。たとえば、複雑な形状の間取りの場合、気密性能の観点から、C値が悪化しやすい住宅もあります。当然、C値は図面上の設計だけで決まるものではないので、一概には言えませんが、試しに、設計士にC値に関する意見を確かめてみると、性能面で後悔しない家づくりにつながります。
まとめ-ハウスメーカーや工務店でもC値の必要性は賛否両論
ハウスメーカーや工務店でもC値の必要性は賛否両論です。ただ、国の基準にないから必要ないのではなく、お家の造りや仕組みによってはC値を考えたうえでの建築計画が必要であったり、建築会社の技術力を確認するためには、C値は非常に大事な数値基準だと考えています。建築会社を選ぶ際、見た目や設備だけで選ぶのではなく、このC値を選定基準に考えることをおすすめいたします。
よくある質問(FAQ)
Q1. C値の理想値はどれくらいを目標にすればいいですか?
A. 一般的にはC値1.0以下で高気密住宅と呼ばれますが、より快適な住環境を目指すなら0.5や0.7以下であれば、一定の水準以上を持つ住宅とも言われています。一定以上のC値を備えた住宅の場合、暖房効率や結露防止など多くのメリットがあります。また、どんな換気システムを選ぶかによっても結果が異なってきます。詳しくは「C値の理想値と一般住宅の目安」をご覧いただくか、弊社(0120-939-837)までご連絡ください。担当者が、各工法のメリットやデメリットなど、役立つ情報をよりわかりやすくお伝えいたします。
Q2. 一般的な住宅のC値はどれくらいなのでしょうか?
A. 国の基準が撤廃されたこともあり、地域や建築会社によってばらつきがあるといえるでしょう。一般住宅のC値は2.0~5.0程度のケースが多いといわれていますが、定かではありません。新築時の施工やリフォームで適切に気密対策を行うとC値は大幅に改善可能です。詳しくは「C値の理想値と一般住宅の目安」をご確認ください。
Q3. ZEH住宅ではどのくらいのC値を目指すべきですか?
A. ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の基準では主にUA値が注目されますが、C値もあわせて1.0以下を目標にするとより省エネ効果が高まります。高気密・高断熱を両立することで、エネルギー消費を抑えた住まいを実現できます。詳しくは「ZEH住宅におけるC値の理想値」をご覧ください。
Q4. 冬に暖かい家を実現するためのC値はどれくらいですか?
A. 冬の暖房効率を高めるにはC値1.0以下、さらに快適性を重視するなら0.7以下を目標にするとよいでしょう。気密性が高いほど熱損失を抑えられ、足元の冷えや結露も軽減できます。より詳しい数値は「C値の理想値と一般住宅の目安」をご確認ください。
Q5. C値が高いままだとどんなデメリットがありますか?
A. 気密性が低いと、冷暖房の効率が落ちて光熱費がかさむほか、結露やカビが発生しやすくなる恐れがあります。また、換気効率が下がりホコリや花粉などの汚れが入りやすくなる点もデメリットです。詳しくは「C値が必要な理由」をご覧ください。
Q6. C値の測定はいつ行うのがベストですか?
A. 施工中から完成直後にかけて行うのが理想的です。工事途中で測定すれば、隙間がある部分を早期に発見し、追加の気密施工が可能となります。完成後も測定を行うことで、最終的な性能を正確に把握できます。詳しくは「C値の測定方法と測定のタイミング」をご参照ください。
Q7. C値とUA値はどちらを優先すべきなのでしょうか?
A. どちらも省エネ性能を左右する重要な数値で、片方だけを高めても十分な効果は得られません。UA値は断熱性能、C値は隙間の少なさを示すため、両方をバランス良く向上させるのが理想です。詳しくは「C値とUA値を併せて考える省エネ住宅づくり」をご覧いただくか、弊社(0120-939-837)までご連絡ください。担当者が、各工法の特徴、メリット・デメリットなど、役立つ情報をよりわかりやすくお伝えいたします。
Q8. C値を上げる(気密性を高める)工夫にはどんなものがありますか?
A. 壁や床下、天井の断熱材の隙間を徹底的になくすことや、サッシ周りのシーリングを入念に施すことが重要です。施工管理の精度を上げるために現場チェックをこまめに行うのも効果的です。詳しくは「C値を高めるための施工ポイント・工夫」をご参照ください。
Q9. C値測定はどのように依頼すればいいのでしょうか?
A. 建築会社や工務店に依頼する際、「C値測定を実施していますか?」と質問し、測定実績や具体的な手順を確認するのがポイントです。第三者機関に測定依頼をする方法もあります。詳しくは「C値測定依頼・確認のポイント」をご覧ください。
Q10. リフォームや中古住宅でもC値を改善できますか?
A. 大がかりな改修が必要な場合もありますが、断熱材の追加や隙間補修、窓交換などのリフォームによってC値向上は可能です。施工前にしっかりと現場調査を行い、改善範囲を計画することが大切です。詳しくは「C値を高めるための施工ポイント・工夫」をご確認いただくか、弊社(0120-939-837)までご連絡ください。担当者が、各工法の特徴、メリット・デメリットなど、役立つ情報をよりわかりやすくお伝えいたします。
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