- 住宅全般
- 公開日:2022.11.29
更新日:2022.11.29
新築一軒家の家づくりで重視したいことは?家づくりのチェックポイントをご紹介
目次
家づくりを考える際、「何を重視したら良いかわからない」という方がいらっしゃるかもしれませんが、ここ数年のコロナ禍の影響で、私達を取り巻く環境はずいぶん様変わりしました。このような環境下において、家づくりに関する考え方も変化したのでしょうか。
【年代別】次に住まいを選ぶ際、重視したい「住宅に求める条件」TOP3
既に住宅を保有している方も含めた近年(2021年)の生活様式の変化について、次に住まいを選ぶ際、「住宅に求める条件」についてのアンケート調査がありました。実体験を汲み取ったデータとして比較的新しく、わかりやすいのでみてみたいと思います。
データ上では、各世代に渡り、間取り、日当たり、防音性・遮音性、広さに関する条件が多いようです。防音性・遮音性の確保については在宅勤務や自宅時間の過ごし方に関連しているようです。
日当たりの良いところが良いけど‥
アンケートの結果をみると、日当たりの良さは性別問わず、各世代で上位に上がっています。都市部などでは土地の周囲の建物の高さや方位の影響で、リビングなどへの日当たり確保が難しい場合もあります。そんな時に吹抜けを取り入れると、明るさは改善される可能性があります。しかも吹抜けは明るさだけでなく、高さにより、開放感も感じることができるメリットがあります。デメリットとして、一般には吹抜けは暖かい空気が上にいくから冬場は1階が寒くなるとも言われますが、断熱性能や気密性能に優れた住宅では、部屋間温度差も少なく、室内は快適な空間となります。
一軒家の防音性・遮音性を良くしたいけど‥
ランキング上位項目の防音性・遮音性の確保は、在宅勤務や自宅時間の過ごし方の変化によって、ニーズが高まっています。対策として、簡易的に遮音マットを敷くものから本格的な防音室工事のようないくつかの方法があります。ほかにも、新築時や改築時に遮音等級の高い窓を採用することや内窓を設置するなどにより、防音性・遮音性は改善できます。また、断熱材はセルロースファイバーの防音性能が高く、アメリカでは空港周辺の防音対策に用いられています。
家に求めるもので間取りの変化や傾向は?
間取りに対する要望はランキングでも上位にありますが、クラッチで注文住宅を建築されるお客様の中でも、テレワーク増加の影響でワークスペースの設置であったり、衛生上の観点から玄関と洗面所までの生活動線を短くしたいと考えられる方が増えているようです。この点は近年の傾向と言えるのかもしれません。他にも、花粉症やPM2.5などの空気環境を考慮して、洗濯物の室内干しができるランドリースペースを間取りの条件にされる方や、ランドリースペースに隣接する部屋に、ご家族用のウォークスルークローゼットを設けて収納も生活動線の一部に配置される方が増えてきています。
家を建てる際にしたいこと、マイホームの理想の間取りにはどんな考え方がある?
ランキングでは、間取り関連の収納スペースの多さ、キッチン等の使いやすさが条件に入っています。クラッチで理想として挙げられることが多いのは、広いリビング、ウォークインクローゼット、シューズクローク、パントリーなどの各種収納スペースと、短い生活動線のようです。ランキングのキッチンの使いやすさは、生活動線の考え方が含まれているのかもしれません。特に共働きのご家庭では効率性の観点から、日常生活に取り入れる方が多いようです。
普段使うリビング面積を増やして収納は必要最低限でいい?
建物全体の面積があらかじめ決められている場合は、収納部分が狭くなりすぎないよう注意が必要です。広いリビングのために、収納スペースを少なくすると、片付かない家になることもあります。物が散らかっていると、見た目の問題だけでなく、視覚情報が多くなり、脳が疲れやすくなるという説もあります。お持ちのものがどれくらいあるのか把握することが必要です。
収納の面積に目安はある?
住宅の面積に対する収納スペースを収納率といいますが、一般的に十分な収容率は12~15%以上と言われていますが、個人差もありますので、設計の段階からご自身に当てはめて考慮されることが重要です。また、小さなお子さんがいらっしゃる場合、今は少なくても、成長と共に個人の持ち物も増えていくことにも注意が必要です。
注文住宅譲れない条件~耐久性
ここからはランキング以外にクラッチで、ご相談を受ける内容についていくつかお伝えしていきます。一つは耐久性・耐震性についてです。どちらもご家族が長く住み続けるために、建物の耐久性・耐震性は重要な要素になります。
耐久性については、建物全体を通じて、例えば屋根や外壁、基礎や耐力壁など、使っている素材ごとの特性について知っておくことが重要です。施工会社を通じて確認されると良いでしょう。
建物の耐震性は重要?
建物の耐震性について、構造を保つための対策や耐震等級を確認することは重要です。地震に強い家にするためには、耐震力のある建築部材を利用するほか、間取りも考慮された設計が必要になります。実際には、構造計算などの精密なやり方で耐震性を測定します。
注文住宅譲れない条件~耐震性
正式な耐震等級の基準を受けるには、住宅性能評価機関による正式な検査に合格しなければなりません。正式な検査は受けずに、耐震等級3の認定を受けている建物と同レベルの建築部材を使用するなどして、「耐震等級3相当」の建物が出ています。同じ建築部材を使ったからといって耐震等級3になる訳ではありませんので注意が必要です。
理想の家の形のイメージや取り入れたい設備があるけど‥
ご自身の持つイメージについて、リビングの広さや動線の考え方や色や素材、何をどこに配置するか、出来る限り伝えた方がよいです。また具体的な映像があると、デザインを伝えやすくなるので、おすすめです。
また、キッチンなどの設備について希望のメーカーがある場合や、特に海外製品などを検討される場合、設計段階で寸法や取り付け方や搬入時期などのチェックが必要となります。早い段階で対応可能か担当者に確認することが重要です。
注文住宅譲れない条件~性能編
世界情勢によって、エネルギー単価は今後も上昇する可能性があります。高気密・高断熱住宅に住み消費エネルギーを減らすことができれば、お家を建てた後の毎月の光熱費は、抑えることができます。
今後の新築一戸建てを建てる際の重視すべきポイントといえるでしょう。
出典元:調査名【アルヒ株式会社・クックパッド株式会社による『料理と暮らし白書2021』】『料理と暮らし白書2021』ページ
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