- 住宅価格
- 公開日:2023.4.4
更新日:2024.8.1
最適価格住宅を目指した住まいづくり。ローコスト住宅との違いは?
目次
一般的にローコスト住宅と言われている相場は1,000万円台が多い。
住宅資材価格の上昇に伴い、ローコスト住宅の価格も上昇しております。広さにもよりますが、金額的には1,000万円台のプランが多いようです。
ローコスト住宅と最適価格住宅の比較
新築住宅は、イニシャルコスト(初期費用)を優先させたローコスト住宅と、お家のライフサイクルコスト(生涯費用)の考え方を取り入れた高付加価値型住宅があります。
※ライフサイクルコスト(Life Cycle Cost =頭文字をとって LCC)
最適価格住宅
価格最優先のローコスト住宅であっても価格の上昇傾向が続くようなら、建てた後のランニングコストが心配になります。そこでイニシャルコストとランニングコストがなるべく小さくなるような住宅、いわば「最適価格住宅」とも言える考え方が注目されています。
では、「最適価格住宅」にする為にランニングコストの中身を見てみましょう。
ランニングコスト
代表的なものは、修繕費と光熱費と税金です。
<修繕費>
最も負担の大きいものが、外壁と屋根、構造材の修繕費です。例えば、ローコスト住宅の外壁塗装の場合、約10年に一度、足場の設置を含めて多額の費用が必要となります。さらに30~40年後に外壁の貼り替えコストも発生すると、さらに費用はかかります。屋根材は使用する材料により異なります。
【外壁】
【構造材】
お家の内部(躯体内)に不要な湿気を貯めこむと、腐朽菌やカビの発生、木材の劣化につながり多額の修繕費がかかります。通気対策をきちんとしている会社を選ぶことは極めて重要です。
クラッチの場合、お家の内部に透湿係数の高い(湿気を逃す)素材を採用し、腐朽菌やカビの発生を極力抑えるような構造になっています。この構造は建物の耐久性を高め、将来的な修繕費の削減に役立っています。
光熱費~住宅性能で差が出る、ローコスト住宅と高付加価値型住宅の住宅
断熱性能
高付加価値型住宅の場合、高性能樹脂窓などが利用されることが多く、光熱費が抑えられた住宅になります。ガラス部分については絵ではペアガラスという2枚ガラスになっていますが、弊社でもより断熱性能の高いトリプルガラスを使うことが多いです。サッシ部分については樹脂に限らず、木製のものもあり、木製サッシも断熱性能は高いですが、金額も高いため、それほど普及していません。
ローコスト住宅と高付加価値型住宅で断熱性能の数値が同じだったとしても、高付加価値型住宅では、窓の断熱性能の高さから比較的大きめの窓を設置されていたり、吹抜けによる室内温度差も少なく、明るく開放的な間取りが多いのも特徴の一つです。
気密性能
気密性能が高い会社の場合、室内の空気が外に漏れにくく、外の空気が室内に入りにくいため、季節を問わず快適に過ごすことが可能です。光熱費の削減に役立ちます。
税金
長期優良住宅であれば固定資産税、登録免許税、不動産取得税、さらには住宅ローンでフラット35を利用される場合の金利優遇、現金で建てられる方は投資型減税と様々な恩恵を受けられます。これらによりランニングコストは圧縮されます。ただし、税金・ローンについては他に細かな規定もありますので、担当者にお問い合わせされる方が確実です。
最後に
住宅購入を検討する時期は、お子さんの教育費の負担が高まることも多く、生活に余裕をもたらせるよう、「ローコスト住宅」を考える方は多いと思います。しかし、建築費などのイニシャルコストだけではなくLCCのことを考える必要があります。
高付加価値型住宅の場合、劣化が遅い製品を使用しているケースが多く、長期間住む場合、ローコスト住宅よりも高付加価値型住宅の方が、LCCで見れば有利に働く可能性が多分にあります。
クラッチでは高付加価値型住宅の中でも、「最適価格住宅」になるようメンテナンスコストを抑えた住まいづくりをご提案致します。
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